理事長所信

基本理念

Diversity&Inclusion

2024年度 スローガン

~結びあい 創る 未来~

基本方針

  1. 明るい未来を担う青少年
  2. 拡大と組織力の強化
  3. 青年会議所と地域をつなぐ最重要ツール
  4. 交流と結束
  5. まちと結びつき、ともに進化する
  6. 時代と世界に目を向けるひとづくり
  7. 65周年という節目に

はじめに~青年会議所の存在価値~

 「志」とは、自らが時代を作っていくという覚悟と自覚です。
志が大きければ大きいほど、達成される業績も大きくなります。我々青年はそれを成しえるための力と情熱を持っています。志同じくする仲間と結びつき力を合わすことで、より大きな業績を上げ、この千葉のまちに貢献することができます。
「卒業」と、「単年度制」があるからこそ、社会の変化に柔軟に順応し情熱を失うことなく、最大限の力で活動のできる団体。それが青年会議所であると考えます。

 そして千葉青年会議所は本年度 65 周年を迎えます。
65 年間の歴史の中で培ってきた、伝統と成果と信頼のある青年会議所だからこそ、先頭を切って OB 特別会員、同じく歴史と伝統のあるさまざまな団体、地域住民などと手と手を取り合い結束力の高い地域としてこの千葉のまちを明るい豊かなまちへと成長させていけると考えます。
千葉青年会議所こそ、地域と結びつき、千葉全体の結束力を高め社会により良い変化をもたらすリーダーとなるべきです。

明るい未来を担う青少年

 我が国は今、少子化、核家族化、都市化、情報化、国際化など、急激な変化をうけ人々の価値観や生活様式が多様化しています。社会情勢が、地域社会などにおける子供の育ちを巡る環境をも変化させています。
少子化、核家族化が進行し子供同士が互いに影響しあって活動する機会が減少し、都市化や情報化の進展により偏った体験を余儀なくされています。また諸外国と比べ自尊感情が低く将来への夢が描きにくくなっている傾向にあります。
 その一方で柔軟で豊かな感性や国際性を備え、社会貢献への高い意欲を持つ青少年が多くみられるようにもなりました。
私は、夢を語れることこそが子供たちの豊かな心の表れと、未来への原動力となると考えます。青少年が成長し自立するうえで、青少年同士が関わり合いながら体験する成功体験はもとより、様々な体験を通して心をはぐくみ自尊心を向上させ明るい未来と夢を描ける青少年の育成を目指します。

拡大と組織力の強化

 より精力的な青年会議所運動を目指すために、不可欠なのはマンパワーです。
メンバーを増やしていくためには、青年会議所自体のブランド力の向上と周知が必要です。一人ひとりがプライドを持った青年会議所運動を行い、外に発信したくなるような組織作りをすることで、会員拡大につながると考えます。
 またそのためには、理念の共有と青年会議所への理解を深め、やりがいを感じ自らの成長への向上心をあげることで、JAYCEE としても JC としても進化することができ、魅力ある地域に選ばれる組織となります。

青年会議所と地域をつなぐ最重要ツール

 青年会議所の本質は、メンバーが発展と成長の機会を得て人として成長し、その成長を地域をより良くするために社会に還元するところにあります。つまり、青年会議所がその使命を全うするためには、まず何よりメンバー一人ひとりが成長できる組織でなければなりません。

 私たちの運動は自分たちのみで完結されるわけではありません。
行政やまち、関係諸団体、市民を巻き込み、共感の連鎖をうみ社会問題への解決へと導くことにあります。そのために重要になってくるのがまちの人に知ってもらうことです。

 メンバー一人ひとりが青年会議所を理解するとともに、自身ができる発信力を理解しまちの人々との結び手を担うことが必要です。また時代に合わせた発信方法と使い方の見直しが必要です。

交流と結束

 このまちのことを愛し、明るい豊かなまちを目指そうと考える同志がどんなに沢山いたとしても、メンバー間の交流が疎かになってしまっては効果的とは言えません。

 交流を促しメンバー同士の彩に触れ、結びつけていくことによって、切磋琢磨し互いに刺激を受け成長の過程で強い結束力が生まれます。その結束力こそが更なる運動の飛躍のために必要です。
また OB 特別会員や他の青年会議所との結びつきを強めることにより、スケールメリットを生かした学びが千葉青年会議所にもたらせると考えます。

まちと結びつき、ともに進化する

 デジタルの進化などにより、オンラインコミュニケーションツールも普及し、私たちの暮らしも便利になりました。携帯電話でいつでもどこでも会議や会話ができるようになり、知りたい情報や関心のある出来事も SNS などですぐに入手できるようになりました。
 その一方で、直接コミュニケーションをとる機会は減っています。そのうえ感染症の拡大により、様々な自粛が続きそれに対応するための変化をしてきました。
その結果、人間関係や地縁的なつながりの希薄化が進みました。希薄化が進むということは、まちを想いやる人が減ることを表します。郷土愛が薄れると人々の帰属者意識も低下して、近い未来の人口減少にも繋がります。自粛を求められなくなってから、時間もたちましたが、様々な変化や進化を遂げたこのまちは、「元に戻る」ということは無いことを、感じています。

 元に戻らないのであれば「進化」するしかない。青年会議所が、このまちを想う人々と結びつき、今一度まちの伝統や魅力の再確認とともに、時代に合わせた進化を遂げ人々に発信することが必要です。

時代と世界に目を向けるひとづくり

 青年会議所は、青年が社会により良い変化をもたらすリーダーとして運動展開しています。時代に合わせたメンバーの能力開発をし、一人ひとりが輝きその光を結びあいより大きな光へと成長させることで、地域をより良くするための道を照らすことができます。
 ですが現在のように変化の激しい時代にあって、求められる能力を定義するのは簡単ではありません。現在よりも将来の社会環境を見渡し、行動できる人材を導き出すことが必要となってきます。様々な変化により多様化が進みました。鎖国していた時代のある島国の日本であるからこそ、諸外国と比べると多様性のマネジメント力が弱いのは当然のことです。
しかしそれではこの変化の時代とグローバル化には通用しません。そのためグローバル感覚を養い、個人の持つ特有のスキルや経験や価値観を認め合い、活用しあえる組織や社会を目指すことが必要となります。青年会議所がより大きな輝きとなり地域の目指すべき道の道標となるためには、リーダーシップ能力を養うとともにグローバル社会を生き抜く力を備えた未来を見据えることのできる人材を育成し、より勢力的に青年会議所運動を展開していくことが必要です。

65周年という節目に

 1960 年に創立した千葉青年会議所は本年 65 周年という節目を迎えます。千葉を明るい豊かなまちにするために、その時々の社会問題と向き合いながら、様々な運動を行ってきました。
また運動の原動力は、先輩方をはじめメンバー一人ひとりが、まちやひとのために注ぎ続けてきた愛と、我々の運動に賛同してくださった地域の皆様の想いです。
歴史を紡いできてくださったすべての皆様に敬意と感謝の念を表し、歴史と伝統を理解し守りつつ、自覚と覚悟を持って千葉青年会議所を進化させていきます。激しく変化するこの時代に千葉青年会議所が持続可能な団体として進化し、様々な人や団体と結びつき、ネットワークを構築して地域の結束を深め、未来を見据え様々な問題に積極的に取り組み、未来を牽引していく団体となることが地域のために必要だと考えます。

結びに

 人生には想像もしないことが沢山起こります。私にとって自身の仕事も、千葉青年会議所への入会も全く想像していませんでした。想像のできないことですから、一歩を踏み出し得ることは、はかりしれないことばかりです。特に沢山の仲間ができたことは、想像を超えていました。青年会議所で出会った仲間たちに私はとにかく感謝を伝えたいです。本当に私の世界を広げてくれてありがとう。出会いによって、一人では成しえないことが達成されるということを実際に体感させていただきました。そして人のための力は、自分のために出る力以上のものが出ることも体感しました。
 それから自分自身の成長を感じたようにも思います。仲間がいれば、物事の限界なんてない。自分自身の限界を自分で決めてしまっていたことに気づかされました。青年会議所は多様性に富んだ様々な人と人とを結びつける接点です。理念と活動を通し結束力が向上し一人では成しえないことが達成されていきます。また青年会議所は青年会議所だけで活動できているわけではないということを忘れてはなりません。
OB 特別会員、行政、関係諸団体、市民一人との結びつきを大切にするとともに、青年会議所が中心となりインクルージョンを目指すことで明るい豊かなまち千葉が創造されると考えます。

 一人ひとりの個性と人と人とが結びつく絆を大切に、青年会議所運動を展開していきましょう。きっと想像できないようなことが起こるはずです。

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